腰の痛み

ぎっくり腰

ぎっくり腰、朝顔を洗うなどのほんの些細な動きでも起こってしまった。

この様な話をされる患者さんがよく来院されます。


原因は様々ですが、腰を支える筋肉、関節が炎症を起こしてしまい、

正常な動きができなくなってしまった状態です。
このような場合に温めたほうが良いのか、冷やした方が良いのかわからない

という質問を受けます。

急に激しい痛みが起きた場合は、患部の周りでは炎症が起きているので必ず冷やすようにしましょう。

自分で出来ることとしては、なるべく安静にして

熱を氷や保冷剤などで冷まして炎症を広がらないようにします。

お風呂で温めたりすることは炎症が広がることになるので、悪化する原因になるのでよくありません。


当院では、痛めてしまった筋肉、関節を矯正して正しい状態に戻していく施術を行います。

一人では立てなかった患者さんでも、ほとんどのケースで立って歩けるようになります。


我慢せずに早めの来院をお勧めします。

坐骨神経痛

坐骨神経痛は坐骨神経の走行に沿った痛み、しびれを表す症状の総称です。

原因としては背骨から膝の裏側まで走る坐骨神経がどこかしらで圧迫を受けていることです。


背骨の近くでの圧迫は椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などが考えられます。

臀部での圧迫は梨状筋症候群、大腿での圧迫はハムストリングの過緊張などが考えられます。


当院では圧迫部位を特定してその周りの緊張を取っていくことで症状の改善をしていきます。

椎間板ヘルニア

背骨の間にはクッションとしての役割をする椎間板という組織があります。

椎間板の中央に髄核があり、周りを線維輪というもので保護しています。

椎間板の成分はほとんどが水分です。

中央のゼリーを線維が覆っているような作りです。


朝になると身長が少し伸びているのは

寝ている間に重力から解放された椎間板が水分を吸収して膨らむので

23個ある椎間板の厚みが少しずつ増すためです。


椎間板ヘルニアという病気は背骨を支える筋肉が過緊張を起こして、

関節にかかる圧力が増加して椎間板を圧迫して

椎間板を損傷してしまい、中心にある髄核が飛び出てしまい

すぐそばを通る神経を圧迫して痛みや痺れをおこします。

坐骨神経痛は代表的な症状です。


重力で上から押されて線維が破けて中のゼリーが飛び出てしまった状態です。


当院では、過緊張の起った筋肉を緩めて圧力を減らしたうえで

関節の動きを戻す矯正を行います。


筋肉の緊張した状態が解消されて、関節の動きが戻ると

破けた繊維が復活して髄核は正しい位置に戻ります。


なるべく早いうちに施術をしたほうが良いので我慢せずに相談してください。

臀部の痛み

体幹と足とをつなぐ場所がお尻です。

重心を保つために大きな筋肉があり、体の土台となる場所です。


臀部には腰から足のほうに伸びる神経の通り道があり

これを筋肉の緊張が刺激してしまうことによって

坐骨神経痛を引き起こしてしまいます。


この状態になると痛みや痺れによって

体重を骨盤にしっかりと掛けることができなくなるので

腰を支える筋肉が頑張って骨盤にかかる負担を減らそうとするため

本来ならばお尻の大きな筋肉で支えるべき体重を

腰の筋肉が代わりに支えている状態なので腰にも負担がかかってしまいます。


腰痛を訴える方がよくお尻を叩いているのは

腰痛の原因が臀部にあることを自然と分かっていて、

自分でお尻の筋肉に刺激を与えて気合を入れているようなものです。


当院では、臀部の筋肉に直接アプローチして硬さを取り、

土台としての機能を取り戻す施術を行います。

脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症とは、背骨の中の神経の通り道である脊柱管が

狭くなってしまい中の神経を圧迫してしまうことによって

腰から足にかけての坐骨神経痛、痺れ、力が入らないなどの症状を呈する病気のことです。


脊柱管は、

一つの背骨の椎体(背骨を支える土台の部分で、上下の椎体の間には椎間板があります。)と

椎弓(恐竜の背びれのような部位)との間にある椎孔という穴が

背骨全体で上から下まで連なって構成する

脊髄神経を外からの刺激から守るためにある管状の通り道です。


この穴が周りの骨が変形したり、骨がずれたり、靭帯が厚く肥厚する、椎間板が膨隆したりなどの

変性を起こすことにより発症します。


症状として代表的なものが

間欠性跛行というものです。

跛行とは、歩行運動が正常に出来ない状態のことで

それが間欠的に起きる症状のことです。


歩いていると足が痛くなり、腰を掛けるなど少し前かがみの姿勢で休むと

痛みが治まり、またしばらく歩くと痛くなってしまうということを繰り返す

この様な症状が間欠性跛行です。

狭窄症の場合、患部である腰に痛みを感じないケースもあるので

注意が必要です。


脊柱管の狭窄は加齢による周りの組織の変性が原因となることが多いので

年配の方にみられることが多いです。


当院では、脊柱管にかかる圧力を減圧するために

背骨を支える筋肉を緩めて、関節の動きを戻す矯正を行います。

この病気は長年の姿勢などの負担が蓄積して起こるものなので

正しい姿勢の指導、筋力トレーニングのやり方をアドバイスさせていただきます。


症状など気になる方は早めに相談してください。

腰椎圧迫骨折

腰椎圧迫骨折とは

背骨に上下方向に圧迫される外力が働いて

椎体がつぶされてしまうタイプの骨折です。


好発部位として腰椎の1番上と(L1)

胸椎の一番下(TH12,Th11)辺りの

いわゆる胸腰移行部に起こることが多いです。


原因としては

尻もちをつくなどの転倒事故が多く

また、骨粗しょう症がある方には

特別な原因がわからない

いつの間にか骨折も多いです。


若い方にみられる場合は

高所から落下して足で着地した際に

踵の骨と一緒に腰を圧迫骨折するケースがあります。


症状としては

患部の激しい痛みで身体を動かすことが出来ない

身体を伸ばすことが出来ない

くしゃみや咳での激痛などがあります。


治療は骨が治るまでは

なるべく幹部に刺激を与えずに

コルセットで固定して安静にすることです。


骨は3~4週ほどで治りますが

その後動かさないことによって

弱った筋肉を戻すためと

椎体の前方がつぶれるて(楔状椎変形)

猫背になってしまうのを防ぐために

筋力トレーニングが必要となります。


当院では、

患部の緊張を緩めて、

背骨が曲がってしまうのを防ぐためのストレッチ、

背中全体のマッサージによる施術を行います。


自分では継続したトレーニングやストレッチが

難しいと思いますので変形が進む前に早めに相談してください。

すべり症

すべり症とは、

腰の骨が前方にずれてしまうことによって

脊柱管を狭くしてしまい

腰痛、痺れなどを起こすものです。


背骨は前のほうに体重を支える土台となる椎体

後ろ側に上下の背骨をつなげる椎弓とで構成されています。


この椎体と椎弓の間に

神経の通り道となる脊柱管があるのですが

繰り返される不良姿勢などの負担によって

腰の骨が前側にずれてしまうと

そのずれた骨が神経を刺激して

腰部の痛み、下肢のしびれ、間欠性跛行

ひどい場合には排尿障害などを起こしてしまいます。

症状としては脊柱管狭窄症と似ています。


腰の骨は前と後ろの両方から支えられているものですが

すべり症を発症する多くの人は

前方から支える力が弱く

腹圧が減少していることがみられます。


また臀部の筋肉に強い圧痛を認めることが多いです。

骨盤が体重を支えることが出来ない状態になって

お尻と背骨を支える筋肉の緊張が取れない状態に

なってしまっているのです。


当院では

お尻と背骨を支える筋肉を緩めて

骨盤の安定性を高める矯正を行い

お腹側の余計な緊張を取って

下がった内臓を持ち上げることで

お腹にしっかりと力が入るようして

腹圧を高めていくことによって

ずれてしまった背骨を

正しい位置に安定させていきます。


ふとした動作でぎっくり腰になったり

繰り返す腰痛を改善したい方にお勧めです。

筋筋膜性腰痛

筋筋膜性腰痛とは

腰を支える筋肉と、その表面を覆う筋膜に

疲労が溜まることで起こるタイプの腰痛です。


腰を支える筋肉で腰痛の原因になりやすいものは

脊柱起立筋、大腰筋などがあります。


脊柱起立筋は背骨に沿って骨盤から

頭まで走っていて前かがみの姿勢で

上半身の重さを支えるものです。


大腰筋は骨盤の前側から背骨の前面に走っていて

骨盤を安定させる腸腰筋と呼ばれる筋肉の一部です。


この二つの筋肉は姿勢を維持するための

いわゆるインナーマッスルというもので

中腰の姿勢や、座りっぱなし、立ちっぱなしのときに

負担が強くかかります。


症状は初期には腰の重い痛み、張り感などですが

これを放置していて症状が進んでいくと

椎間板や骨にも異常を起こす原因となることが

あるので注意が必要です。


このタイプの腰痛を抱える方で

いつも湿布薬を貼っている方がいますが

筋膜の歪みの原因になることがあり

あまりお勧めできるものではありません。


当院では

硬くなった筋肉を緩める矯正をして

歪みのある筋膜を伸ばしていく施術を行います。


ただの筋肉痛だと軽く考えてしまいがちですが、

正しい施術を受けることで

症状が劇的に改善されると思います。


我慢せずに早めの相談をお勧めします。